家庭教師と学習塾   ー違いを読み解くー


  学習塾の理念

 学習塾は全国に数多くありますが、どのような理念を持って子どもたちに授業を行っているのでしょうか。学歴社会といわれていても、学力だけを詰め込むような学習塾は、通わせる保護者にとって心配になります。最近では、講師と生徒との関係や生徒同士の関係などに重視し、人と人との繋がりや共に成長しあえる環境を作りながら、学力の向上をはかる学習塾が多くなっています。

 学習塾の講師については、生徒といちばん近いところにいる存在です。多人数のクラスでは、講師は生徒の性格や考え方などがわかる機会が少人数クラスに比べて少ないと言われていますが、講師の意識によって多人数クラスでも生徒のひとりひとりに目を向けることはできます。授業が終わってから生徒の相談にのったり、授業の中でできる限りコミュニケーションをとり、人間同士のつきあいを大切にするという学習塾の方針で講師も教育されています。

 学習塾は最低限の決まり事で、学校のように校則のようなものはありません。これは、学校とは違った環境の中での自主性を高めてくれるといえます。学習塾では、勉強をしたいという同じ意志を持った生徒たちが、時には競争したり励まし合ったりして、自分たちで目標を達成しようという気持ちにさせてくれる場でもあります。そのような環境をつくり生徒たちの自主性を手助けするのは学習塾であり、講師たちの役目でもあるのです。

 学習塾と言われるものが、今では子どもにとってもうひとつの学校になりつつあります。小学生の学習塾では、まず勉強を好きになる、好きな勉強の基礎をきちんと備え付けるというところから始まり、子どもらしい感性を養い、楽しんで学習塾に通う子どもたちが多く見られます。中学生になると、努力した分成績に反映することが自分で感じることができ、困難な問題に立ち止まっても、講師に質問し分かるまでとことん付き合ってくれるという安心感で、より理解を深めていきます。

 学習塾が子供達の人生において、大切な進路の手助けをするということは、とても大きな責任と役割を果たします。保護者が信頼して子どもを預けられる学習塾であるためには、偏った機能のある学習塾ではいけないのです。学力向上はもちろんのこと、子どもたちとの信頼関係や、子どもたちの自主性や努力する精神的な手助けができてこその学習塾なのです。

  近年の塾の傾向

近年の塾の傾向

 学習塾を取り巻く環境としては、少子化、中高一貫校の増加により対象は減少しているが、一方で通塾者の低年齢化、家計から学習塾への出費額の上昇による市場の拡大傾向が見られるようになりました。また学習塾もそれに伴ってフランチャイズ化も進んできました。塾のフランチャイズ化と言うものは過去には少なかったが、最近では独自のノウハウを提供し全国に拡大しています。塾のフランチャイズは、経営者自身が指導する必要がないため誰でも塾を開くことができるが、生徒の指導は生徒の増減に応じ採用できるアルバイト講師まかせになってしまいます。一部の大手フランチャイズ塾本部は、加盟金やロイヤリティーを集めるのを目的として、加盟者に大きな利益が出るよう見せかけて教室数を拡大するケースがあり、加盟者はほとんど利益が出ず多額の加盟金等の資金がなかなか回収できないことから裁判沙汰になるケースも多々見られます。

 こうした小規模フランチャイズ塾が増える背景には少子化があげられます。一昔前の様に子供が多かった頃は各学年毎に数十人の生徒を集めることができたが、最近では少子化によりこれが難しくなった。そこで考え出されたのが、全学年・全科目を同時に行える個別指導や自習形式の塾である。この形式ならば集団の生徒を指導できる専門の講師の必要もなく、集めやすいアルバイト講師による指導ができる。講師が全てアルバイトであれば煩雑な労務管理を避けることができ、経営者が素人であっても人事上でも特に問題がないからです。ここ十数年来の不景気により脱サラなどのフランチャイズ希望者はいくらでもいるため、フランチャイザー側からは本部の経営リスクがほとんどなく一気に事業を拡大できるチャンスと捉えられているようです。

 


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